2019年公開映画『ジョーカー~JOKER』分析

I saw this movie as the main character, Arthur, not as an evil charisma, but as a man raised by a mother with a narcissistic personality disorder. The first half is in Japanese and the second half is in English. ブログ全体の前半が日本語、後半が英語です。日本語のもくじは、各記事の下にあります。

#20 地下鉄での殺人

2019年公開映画『ジョーカー~JOKER』分析


Arthur kills three guys in the subway | Joker [UltraHD, HDR]

 

 仕事をクビになり、ショックのあまりピエロのメイクのまま、かつらも被ったままでぐったりとして、ほぼ人がいない地下鉄に座っています。

 金融街で働く3人の若者が乗り込んできて、若い女性をからかい始めました。

 

 3人に絡まれた女性はこちらを見ます。アーサーに助けを求めるような目つきです。

 それを見たアーサーは笑いの発作を起こしました。ということは、彼女が窮地に陥っていたことを理解していたし、彼女に助けるよう期待されていることもわかっていたけれど、どうしていいかわからなかったということですよね。

 

 3人に囲まれ、笑いが病気であることを説明するカードを出そうとしましたが荷物を奪われ、さすがにまずいと感じて精一杯抵抗しましたが殴り倒されてしまいました。

 シナリオでは「蹴り返した」と書いておらず、荷物を取り返そうとしていたら急に殴られたことになっています。

 

 地下鉄内で二人を、もう一人をプラットフォームで射殺し、地下鉄の階段を駆け上がって逃げました。

 ちゃんと自分の荷物を回収していましたし、3人目を追う様子も、冷静でしたね。

 一人目は正当防衛、二人目は勢い。三人目から意志を持って撃ちました。

 

 ところで、のちにアーサーが母親を殺すシーンで、シナリオでは「この笑いの病気はあんたのせいだ」と言っていまして、母親のせいで笑いの発作を起こすようになったのだとしたら、この殺人も、もともとは母親の責任ということになります。

 とはいえ、何度見ても、この3人は最低ですね。

 

 

 

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