2019年公開映画『ジョーカー~JOKER』分析

I saw this movie as the main character, Arthur, not as an evil charisma, but as a man raised by a mother with a narcissistic personality disorder. The first half is in Japanese and the second half is in English. ブログ全体の前半が日本語、後半が英語です。日本語のもくじは、各記事の下にあります。

#36 トーマス・ウェインに会う

2019年公開映画『ジョーカー~JOKER』分析

 


Joker Meets Thomas Wayne - JOKER (2019) [4K]

 

 トイレでトーマス・ウェインに会うことができました。

 自分の母親はペニー・フレックだと言い、トーマスが取り合わない場面のアーサーの顔は、目が落ちくぼんでいます。現実ということです。

 「君は養子だし、私は彼女と寝ていない」と言うトーマスの言葉をアーサーは信じません。

 実際、トーマスは嘘をついていたわけですが。 

 

 アーサーの年齢について、「もっと若いほうがいい」とネットで言っていた方がいらっしゃいましたが、この、いい歳をしたアーサーが、「パパ。ハグを」とか「優しい言葉は?」などと訴えるのが悲しくて、このシーンのためだけでも、アーサーはこの歳でなければならなかったと思います。最高のシーンです。

 ずっと父親を求めていたアーサーの気持ちが吐露されます。

 

 ちなみにこの、訴えるくだりはシナリオにはありません。

 シナリオでは、養子だと言われ、「信じない」と言うと、すぐに笑いの発作が起きてウェインを怒らせ、殴られます。

 

 ストーリー的には、トーマスに親子関係を否定されたことと、母親が州立病院に入っていたことを知ったシーンです。

 

 

 

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