2019年公開映画『ジョーカー~JOKER』分析

I saw this movie as the main character, Arthur, not as an evil charisma, but as a man raised by a mother with a narcissistic personality disorder. The first half is in Japanese and the second half is in English. ブログ全体の前半が日本語、後半が英語です。日本語のもくじは、各記事の下にあります。

#32 母親が倒れて病院へ

2019年公開映画『ジョーカー~JOKER』分析

 


Joker 2019 - Penny taken to the hospital scene(QHD)

 

 母親が救急車に運び込まれるところに帰ってきて、一緒に病院へ。

 病院の外のベンチでアーサーがタバコを吸っていると、刑事が二人、話しかけてきて地下鉄の事件についてと、事務所をクビになったことなどを聞いてきます。

 ここでアーサーはとても落ち着いて受け答えをしています。以前だったら笑いの発作が出たはずですが、まだトーマス・ウェインが父親だと信じているせいか、余裕があります。

 

このくだりは、殺人がばれて警察に追われる不安と、お母さんの入院の原因を合わせたたいへんに効率のいいストーリー運びですが、ハリウッド映画ですから、全てのシーン、全てのセリフが、無駄がないどころか2重3重の意図をもって作られているはずです。

できたら、監督に、全部説明していただきたいものですね。映画と同じくらい面白いかもしれませんが、監督は説明する気はなくて、みんながあれこれ言うのを聞いているのが楽しいらしいです。

 

 

 

 

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