2019年公開映画『ジョーカー~JOKER』分析

I saw this movie as the main character, Arthur, not as an evil charisma, but as a man raised by a mother with a narcissistic personality disorder. The first half is in Japanese and the second half is in English. ブログ全体の前半が日本語、後半が英語です。日本語のもくじは、各記事の下にあります。

#47 フランクリン・シアター楽屋

2019年公開映画『ジョーカー~JOKER』分析

 


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 シナリオでは通路を、プロデューサーとマレーが歩いてきます。プロデューサーは、ショーにアーサーを出すのをやめるようにマレーに言っています。アーサーを馬鹿だと言っています。マレーは、アーサーが間抜けだからこそ出すんだと譲りません。

 マレーが残酷な気持ちからアーサーを呼んだことはもうみなさんご存知なのですが、もう一回、アーサーは歓迎されて呼ばれたわけではないことを確認しているシーンですが、カットされています。

 

 楽屋にいるアーサーのところに二人が入ってきます。

 アーサーは感激をあらわにした表情でマレーを迎えますが、これは嘘をついています。地下鉄で人が殺されたことを知っているか聞かれて、たった今テレビで聞いたのに「知らない」と嘘をついていますから、これは映画的に言って、『アーサーがマレーに見せた態度そのものが嘘』という意味です。

 

 マレーが「下品なジョークと下ネタは禁止」と言っていますが、これは伏線ですね。「自殺禁止」とも「オレを殺すのは禁止」とも言っていないので、どちらもOKです。

 

 アーサーがマレーに「ジョーカーと紹介してほしい」と頼んだとき、マレーは自分がジョーカーと言ったことは忘れていました。アーサーを出演させることをいかに軽く考えていたかがわかるようになっています。

 

 楽屋でアーサーはもう一回、銃口を自分の顎に当てます。まだ、ステージ上で自殺をするつもりであることがわかります。

 

 アーサーはステージ袖に移動し、ショーは進行していきます。

 出番が刻々と近づいてきます。

 

 

 

 

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